海外サッカーのチケットを当日スタジアム前のダフ屋から買う場合
海外サッカーのチケットを当日スタジアム前のダフ屋から買う場合
あんまりおすすめはしないけれど、どうしてもダフ屋から買わざるを得ない状況は存在する。
最近は大きな試合になればなるほど個人認証が厳しくなってきて、買った本人でないと入れないといったこともあるけれど、それはワールドカップとかそのレベルの話で、まだまだチケットさえ手に入ればスタジアムに入ることができる。
プレミアリーグの人気カードやブンデスリーガ、そしてチャンピオンズリーグ決勝などはやはり頑張っても正規ルートでチケットが買えないことがある。
チャンピオンズリーグなどは世界向けの抽選で当たらなければ、そのクラブのメンバーシップがない限りは正規ルートで買えるのはホスピタリティーチケットだけになる。
毎年会場の前には世界各国からやってきたダフ屋とその客が集まり、昼間からごった返す。
ダフ屋からチケットを買うことはもちろん推奨されることではないし、時にニセのチケットをつかまされることもある。
幸い自分はニセのチケットをつかまされたことはないけれど、チケットを見て「おや?」と思ったことはあるし、偽造チケットで買ったのに入れなかったサポーターに遭遇しそのチケットを見せてもらったこともある。
一度チャンピオンズリーグの決勝でチケットをダフ屋から探しているとき、自分の中での鉄則に従って二人ペアのうち一人を先に行かせて正規チケットであることを確認するという方法をダフ屋に条件として付けたところ、そのダフ屋が決してそれを良しとしなかった。
結局このダフ屋は信用できないので交渉を中断した。
注目の試合になればなるほど危険と隣り合わせだ。
個人的にルールとして持っていることを以下に書き記してみる。
これで100%安全が保証されるわけではないことをくれぐれも注意してほしい。
1 事前にネットの転売サイトで相場感覚を養っておく
現在は様々な個人売買サイトが存在する。
これらのサイトではチケットが早くから売りに出される。販売開始前から転売価格で並ぶこともある(転売予約??)。
こちらの値段も試合日が近づくにつれて下がってくるので、前日夜くらいまでは座席カテゴリーごとに値段を見てチケット価格を見ておきたい。
前日夜の価格少し上あたりが当日ダフ屋との交渉のスタート価格になる。
2 できるだけ早い時間に会場へ行き値段を聞きまくる
試合が夜の試合であったとしてもお昼過ぎくらいに一度会場へ行こう。
すでにダフ屋は営業を開始している。
客はまばらで、ダフ屋も営業はまだゆったりとしている。
チケット争奪戦という戦いの戦場になる前に、いろんなダフ屋に声をかけて値段を聞こう。
この時間はダフ屋も半分冗談で値段をふっかけてくる。
適正価格はその半分以下と見ておこう。
3 一人の場合、同じくダフ屋を物色している仲間を見つける
ダフ屋からチケットを買う場合、二人の方が何かと交渉や駆け引きに有利だ。
海外へ行った場合は現地の人間を見つけるとなお良し。
またお互いギリギリの駆け引きが必要になる試合の場合、二人で買って、先に一人をゲートへ向かわせよう。
その一人が無事にゲートを通過するまではダフ屋は帰さずにその場に留め置く。
こうすることで偽造チケットをつかまされる確率が減るし、もしそうだったとしても損失の1枚分を折半できる。
ダフ屋も本物のチケットを扱っている場合はこの提案に同意する。向こうも慣れているんだと思う。
反対に怪しい場合はこの提案を拒絶する。
CL決勝で他の相場より50€くらい安く売っているダフ屋に価格交渉の後、同様の提案をしたら断固拒否してきた。
結局この時はこのダフ屋から買うことを諦めた。
4 試合開始時間まで粘る
当然ダフ屋も売れ残りにしたくないので、試合時間が近づくにつれて値段を下げていく。
こちらも場合によってはキックオフに間に合わない可能性も考慮しながらギリギリの時間まで交渉を粘ることになる。
ただしダフ屋の人数に注意しよう。
売れ行きが良くてダフ屋がいなくなってしまっては買うことができない。
市場原理と同じなので、だいたいどれくらいのダフ屋が残っていて、あと試合時間までどのくらいでとういうことを常に気を付けておく必要がある。
5 会場スタッフからの関係者チケットは幸運の証?
試合が始まると役職によってはスタジアムを後にするスタッフがいる。
彼らは関係者用チケットを持っていることがある。
サッカーなんてまったく興味がなくて速く家に帰りたいという人も当然いる。
そんな彼らに偶然遭遇したら、格安でチケットを譲ってもらえるかもしれない。
ただしこれは狙いに行って見つかるものではない(通用口で待ちかまえる手はあるものの確率が高くはない)が、そういった話も事実耳にしたことがある。
もしこんなラッキーに遭遇したら、帰り道でなにかお返しに善い行いをしてほしい。