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本田圭佑が監督を務めるカンボジア代表のカンボジアサッカー協会について

本田圭佑が監督を務めるカンボジア代表のカンボジアサッカー協会について

 

カンボジアサッカー協会:Football Federation of Cambodia (FFC) はカンボジアにおけるサッカーの統括団体で代表チームの強化などを行っています。

 

カンボジアはフランスの統治を受けていたこともあり、フランス語でFédération du Cambodge de Footballと呼ぶこともあります。

 

1933年に設立され、FIFA国際サッカー連盟AFCアジアサッカー連盟)には1954年に加盟します。

 

カンボジアサッカー連盟はA代表や世代別代表チームの強化の他、国内のカップ戦であるフン・セン・カップ(HUN CUP)や国内リーグを主催しています。

 

フン・セン・カップという大会名は首相のフン・センにちなんで命名されていますが、2006年にカンボジアサッカー連盟の会長に選任された国家憲兵隊の司令官であるサオ・ソカ(Sao Sokh)がサッカーの振興の一環として国内リーグとともに最高レベルの大会として始めたものです。

※フン・セン氏と本田圭佑選手のつながりについては2018年12月18日に後述の報道がなされています。

 

日本だと天皇杯にあたるような立ち位置でしょうか。

 

なお、Sao Sokha氏はコーチやレフリーの育成など草の根レベルのサッカーを振興するための活動にも力を入れました。

 

国内のリーグ戦は1982年に創設されています。

 

1部リーグには12チームのクラブがあり、1チームに5人まで外国人選手の登録が可能で、試合に出場可能な枠は外国人3+アジア枠1の合計4人となっています。

 

なお、チームや試合は首都のプノンペンに集中しています。

 

また、カンボジアにはAngkor Tigerという日本の株式会社フォワードが運営するクラブや本田圭佑氏が共同運営するソルティーロアンコールFCもあります。

 

2013年にはカンボジアサッカー協会とJリーグがパートナーシップ協定を締結し交流を深めています。

 

そして2017年にはカンボジア人選手のチャン・ワタナカ選手はJ3リーグの藤枝MYFCでプレーし、初のカンボジア人Jリーガーとなりました。

 

 

 

~12月18日  報道より~

人権団体、本田選手に懸念=「カンボジア高官と関わり」

バンコク時事】サッカーのカンボジア代表の実質的な監督を務める元日本代表、本田圭佑選手(32)について、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは人権侵害の疑いがあるカンボジア・サッカー協会のサオ・ソカ会長と関わっていると懸念を伝える書簡を本人に送ったことを明らかにした。
 声明は、サオ・ソカ会長は強権姿勢を進めるフン・セン首相の側近で、軍や警察の指揮官として拷問や不法逮捕に関わったと指摘。「本田選手が会長のような悪名高い人権侵害加害者と並んでいる写真に衝撃を受けた」と批判し、「世界的なサッカーのスターが世界的な加害者に信頼性を与えかねない」と訴えた。 
 本田選手はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーで選手を続けながら、カンボジア代表を率いている。(2018/12/18-15:56)

 

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