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この試合は激アツ必至…現地記者が認める“本当に熱いイングランドのダービー”10選は?(GOAL 11/29(木) 18:32配信)

この試合は激アツ必至…現地記者が認める“本当に熱いイングランドのダービー”10選は?

 

群雄割拠のプレミアリーグでは今週、12月2日にアーセナルトッテナムの“ノースロンドン・ダービー”とリヴァプールエヴァートンの“マージ―サイド・ダービー”が開催される。 いずれも毎回白熱の一戦となるダービーだが、『Goal』では今回の2つのダービーを前に、“本当に熱いイングランドダービーマッチ”を現地記者に選定してもらった。ここでは、その“10選”を紹介する。

 

エヴァートンvsリヴァプールのマージ―サイド・ダービー

1.マージーサイド・ダービー マージーサイド・ダービーは、リヴァプール市を本拠とするエヴァートンリヴァプールの間で行われるローカル・ダービーだ。イングランドの強豪である両者は、1962-63シーズン以降トップリーグに所属しており、このディビジョンではイングランドにおける最長記録を誇るダービーとなっている。12月2日にアンフィールドで行われる一戦は、通算232回目のマージ―サイド・ダービー。現在2位と好調のリヴァプールだが、6位のエヴァートンを退けて今季無敗を継続できるか。

 

アーセナルvsトッテナムノースロンドン・ダービー

2.ノースロンドン・ダービー アーセナルトッテナムが激突するノースロンドン・ダービーは、イングランドで最も伝統あるダービーの一つだ。近年では、トッテナムが安定的に上位に食い込んでおり、その力関係が拮抗し始めたため、熱さはもちろんのこと試合の質も高いものになっている。2001年には、それまでトッテナムのキャプテンを務めていたソル・キャンベルアーセナルに移籍したことを受け、大きな論争が巻き起こった。エミレーツ・スタジアムで行われる第196回目の今回は、3位のトッテナムを5位のアーセナルが勝ち点3差で追っている状況で迎える。激戦となることは間違いない。

 

ユナイテッドvsシティのマンチェスター・ダービー

3.マンチェスター・ダービー マンチェスター・ダービーは、ノース・ウェストに本拠を置くマンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティによるダービーだ。日本でも人気が高い両者のダービーは、ユナイテッドからみて73勝52分け52敗と、レッド・デビルズが大きくリード。しかし、2008年にシティがアブダビ・ユナイテッド・グループに買収されて以降、ここ10年は勢力図が大きく変化。2011年10月にオールド・トラフォードでシティが6-1とユナイテッドを粉砕した一戦は、当時のアレックス・ファーガソン監督が「史上最悪の日」と話したとおり、世界に衝撃が走った。

 

サンダーランドvsニューカッスルタイン・ウェア・ダービー

4.タイン・ウェア・ダービー
サンダーランドvsニューカッスルタイン・ウェア・ダービーは、過去に幾度もサポーター同士が暴力事件に発展するような事件を起こすなど、イングランド屈指の“激しい”ダービー。その試合内容も、ボール際のハード・コンタクトが90分間続くことも珍しくない。両者が最後にプレミアリーグで共存したのは2015-16シーズン。最後にプレミアリーグで行われた2016年3月の一戦はドローで終了し、それまで6連勝だったサンダーランドの連勝が止まった。なおサンダーランドは昨シーズン、チャンピオンシップからリーグ1に降格。ひとまずプレミアリーグの舞台では、ニューカッスルFW武藤嘉紀が近いうちにこのダービーを経験することはなさそうだ。

 

バーミンガムに本拠地を置くアストン・ヴィラバーミンガム・シティによるダービー

5.セカンド・シティ・ダービー
セカンド・シティ・ダービーは、バーミンガムに本拠地を置くアストン・ヴィラバーミンガム・シティによるダービー。“セカンド・シティ”と称されるのは、バーミンガム市がイングランドでもロンドンに次ぐ人口を誇る都市であることが起因している。プレミアリーグにおいては、2011年1月のダービーが最後だが、アストン・ヴィラが2015-16シーズンにプレミアリーグから降格したことを受け、現在はチャンピオンシップの舞台で熱戦が繰り広げられている。

 

イプスウィッチ・タウンノリッジ・シティによるイースト・アングリアン・ダービー

6.イースト・アングリアン・ダービー
イプスウィッチ・タウンノリッジ・シティによるイースト・アングリアン・ダービーも“熱い”ダービーとして知られている。イングランド東部のサフォークと、そこからやや北のノーフォークに位置するノリッジによる“地方のプライドかけたダービー”。最後に行われたのは、2018年9月のチャンピオンシップで、1-1で終了した。通算成績は、イプスウィッチ側から見て60勝28分け57敗と、歴史的に非常に拮抗しているライバル関係となっている。

 

カーディフ・シティスウォンジー・シティのダービー

7.サウス・ウェールズ・ダービー
サウス・ウェールズ・ダービーは、カーディフ・シティスウォンジー・シティのダービー。2012-13シーズンにカーディフ・シティが51年ぶりのトップリーグ復帰を果たしたことで、翌シーズンにはプレミアリーグ初のサウス・ウェールズ・ダービーが実現。2013年11月に行われた歴史的な一戦は、当日に最高レベルの警備体制が敷かれる中、ホームのカーディフが1-0でスウォンジーに勝利している。2017-18シーズンにはスウォンジーが降格した一方でカーディフが入れ替わりでプレミアリーグ昇格を果たしており、最後の両者の対戦は2014年2月(スウォンジーが3-0で勝利)となっている。

 

ウェスト・ハムミルウォールによるロンドンを本拠とするダービーマッチ

8.ドッカーズ・ダービー
ドッカーズ・ダービーは、ウェスト・ハムミルウォールによるロンドンを本拠とするダービーマッチだ。選手やクラブよりも、フーリガンの悪名が伝えられてきたダービーで、その暴力的な闘争は「フーリガン」など映画で描写されるほどだ。特に本拠周辺がロンドンでも治安が悪いとされる地域であるミルウォールフーリガンは悪名高いことで知られており、2009年にはウェスト・ハムの本拠地であるアップトン・パークで開催されたリーグカップで暴動が発生。ナイフで刺されるなど負傷者と逮捕者が続出した。近年ではウェスト・ハムプレミアリーグに定着している一方、ミルウォールがチャンピオンシップとリーグ1を行き来しているため、2012年2月にチャンピオンシップで行われた試合が最後になっている。

 

シェフィールド・ウェンズデーシェフィールド・ユナイテッドによるライバル対決

9.スティール・シティ・ダービー
サウスヨークシャー州シェフィールド市に本拠を置く、シェフィールド・ウェンズデーシェフィールド・ユナイテッドによるライバル対決。世界的な知名度は高くないかもしれないが、シェフィールド市を真っ二つにするダービーは、地元では大変な熱狂に包まれている。また、両チームとも成績が安定せずに同じディビジョンに所属する年数が少ないこともこの大一番の熱狂に拍車をかけており、平均およそ3万人のサポーターが詰めかける。1992-93シーズンでは、FAカップの準決勝で激突し、史上初めて聖地「ウェンブリー・スタジアム」で行われた。

 

シェフィールド・ウェンズデーシェフィールド・ユナイテッドによるライバル対決

10.イースト・ミッドランズ・ダービー
イースト・ミッドランズを本拠地とする、シェフィールド・ウェンズデーシェフィールド・ユナイテッドによるライバル対決マッチ。英国内で行われた調査では、両クラブのファン10人に9人の割合で、お互いが最もライバル視しているクラブと回答したという。1892年に初めて開催されて以降次第に激しさを増していき、乱闘騒ぎやサポーター同士の衝突は絶えない。

 

 

 

転載元

この試合は激アツ必至…現地記者が認める“本当に熱いイングランドのダービー”10選は?(GOAL) - Yahoo!ニュース