海外サッカー観戦事始め:事前準備、持ち物
海外サッカーを観戦する際には、Jリーグ観戦とは異なる現地のルールや常識があります。
それほど大きく異なるわけではありませんが、そこは異文化ですので、現地の方法に従ったほうがスマートです。
ここでは海外サッカー観戦を計画する際に注意することとして、イングランド・プレミアリーグ、ドイツ・ブンデスリーガ、スペイン・リーガエスパニョーラ、フランス・リーグアン、イタリア・セリエAなどビッグリーグを念頭に置いて解説していきます。
1 旅行日程は余裕を持って!
何日も続けて休みを取りにくいのは日本人共通。限られた日程で予定を詰め込んでいきたくなりますが、目的の試合の前一日はなるべく試合会場の現地に滞在する予定を立てましょう。
まずは試合前です。
実際に私の知り合いでスペイン・リーガエスパニョーラのレアルマドリードの試合観戦に失敗してしまった人がいます。
彼は念願のレアル観戦のチケットを代理店を通して購入しました。
そして試合の前日夜にマドリード入りする航空券を取っていました。
しかし日本発の飛行機が遅延してしまいます。
日本からマドリードへの直行便はこの時ありませんでしたので、どこかで乗り継ぐのですが、日本初の便が遅延してしまったため、中継地での乗り継ぎがうまくいきません。
結果として試合開始頃にようやく空港へ降り立つこととなり、念願の試合観戦を棒に振ってしまいました。
このように、特に乗り継ぎがある場合などは飛行機の遅延により現地到着が翌日となってしまうことは容易に起こりえます。
そのため、試合前日は予備日として、試合2日前に現地入り、試合前日はスタジアムへのルートや現地の交通に慣れる時間とするスケジュールを立てられると良いと思います。
2 持ち物は最小限で!
海外のスタジアムは一般的に日本のスタジアムよりセキュリティが厳しいです。
まずほぼ必ずボディチェックを通過する必要があります。
(まぁ、このボディチェックがドイツ>イギリス>フランス>スペイン>イタリアとだんだんと適当になっていくのですが・・・)
そのため大型の荷物は没収されたり預けることが必要な場合があります。
それでもチェックをかいくぐって発煙筒などが持ち込まれるのですが、旅行者である私たちは危ない橋を渡る必要はありません。
必要最小限の財布、スマホ、チケット、防寒具などに荷物を整理し会場へ向かいましょう。
折り畳み傘なども場合によっては没収になることもあるので気を付けてください。
3 帰りの交通ルートは念入りに準備を!
慣れない海外の地で夜に出歩くのは不安なもの。
試合後の混雑の中で方向感覚がわからなくなってしまうことも。
スタジアムによっては混雑を避けるため、最寄りの地下鉄を封鎖したり、バスが行きと帰りで違ったり、スタジアムの出口が制限されたりということがあります。
事前に会場の地図をよく見て、2つ目3つ目くらいまで帰る方法を考えておくと安心です。
私自身スペインのバルセロナでチャンピオンズリーグのバルセロナーパリサンジェルマンをパリ側の席で観戦した際、両チームのサポーターが鉢合わせになるのを防ぐためか、試合終了後バルセロナサポーターが帰るまで1時間ほどスタンドに待機させられたことがあります。
地下鉄でホテルまで予定でしたが、終電ギリギリになり焦った記憶があります。
また、時間的にレストランは閉まってしまい、バーなどにはホットミールはありませんので、夕食を食べ逃すことにもなりました。
4 基本はホームチームを応援する!
Jリーグの試合では指定席などではアウェイ側のユニフォームを着て観戦している人も観られます。
しかしこれは海外では絶対にあり得ないこと。
さすがに旅行者ですので襲われることなどはないとは思いますが、変な絡まれ方をする場合がありますので、アウェイチームを応援したい場合でも、応援は心の中だけに留め、ユニフォームやマフラーなどは身につけないでください。